レンコン

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ある朝━ あっいちごだ! 「いちごっ♪」 俺の声ではなく、こいつ、いちごの幼馴染みの久保大輝(くぼだいき)だ。 「おはよう☆だいちゃん」 いちごは男嫌いだが大輝には普通に接している。 しかも家は隣同士。 「今日もいちごん家行っていい?今日俺ん家誰もいないさ」 「いいよぉ?」 キュン やっべぇ この笑顔に俺はいつもやられている この笑顔が俺に向いてくれたらいいのにな… 「おっ?蓮じゃん!おっす」 「おぅ」 「いちご?蓮も無理なのか?」 いちごは挨拶もしてくれない。 「だ、だって…蓮くんって…なんか恐いんだもん…」 ガーン… 「蓮くん!?ははっ!」 「あ、あたし…なんか変な事言ったかなぁ…?」 「君付け?何そのレンコンみたいな呼び方!」 いちごの顔がみるみるうちに真っ赤になった。 「レンコン!恐いってよ!」 「誰がレンコンだってぇ!?」 「落ち着けよ~」 …どおせ俺はレンコンさ 「やっべ!俺今日朝練早いんだった!先行くな!いちご、レンコン、また後で」 「後でね」 「おぅ」 …待てよ! 今俺いちごと二人っきりって状況な気がする… 大輝! お前はいい奴だ! レンコン上等だ! 「蓮…く…ん…一緒…に…行こぉ…?」 (*^_^*) 俺今天国に居んのか? 「一緒に行こっか?」 わざと優しく言ってみちゃったり…
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