突然の別れ話

2/7
前へ
/24ページ
次へ
……話は数ヵ月前に遡る。 突然彼から呼び出された私は、彼に指定された、小洒落た喫茶店に大急ぎで行った。 店の前に到着し、窓際の席をチラリと覗くと、そこにはすでに彼の姿があり、彼は私を見付けると微笑んで手招きした。 私は急いで中に入り、満面の笑みで彼のいる窓際の席に近付いた。 …──そう、ここが別れの舞台になるとも知らずに。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加