学校

3/4
前へ
/256ページ
次へ
バレンタイン当日 利香は ドキドキを隠せない様子で 朝から あまり しゃべってくれない。 何となく無言で 学校へ… 「凛 先輩に 渡す時 ついてきて」 利香は 情けない顔で言った。 「えー 独りで行った方がいいんちゃう?」 私が言うと 「やっぱり?」 私が にっこり うなずくと 「利香は 近くで 待っててな」 と言い… 深呼吸をし 先輩のとこに行った。 どんなやりとりがあったか わからない。 利香は 嬉しそうに戻ってきた。 「どうやった?」 私もドキドキして 興味津々で 聞いた。 「よく 窓から 見てた子やんな 話したいと思ってた ありがとう」 って言われて 携帯の番号とアドレスを聞いたらしい。 利香と私は ピョンピョン飛びはねて 喜んだ。 利香は 自分の携帯を出し 早速 先輩にメールした。 利香は ちょっと震えていた テンション上がりすぎである。 私も高いテンションのまま 家に帰った。 そして 現実を見て テンション だだ下がり… 私 パパとじいちゃんと修次… 毎年いっしょやん。 まぁいいか。 と 気持ちを切り替え いつものように 修次が来るのを 待った。 でも その日 修次は 来なかった。 なぜか 私は イライラした。 だから 修次のとこに行った。
/256ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加