入院

3/3
前へ
/256ページ
次へ
彼女が 出てきた 「あなたは…何?」 恐々私にきいてきた。 「あぁ うまく説明できないけど…私 死んだ人が 見えるんです。 彼氏が 私の所にきて 自分で 伝えることができないから…」 彼女は 泣き出した 「彼は 今 ここにいるんですか?」 私は うなずいた 「何か こんな 映画ありましたよね… ゴースト…」 ん? 私 知らないけど… 「彼女は 私をじっと見つめて 言った あなた いくつ?」 「15歳です」 「ゴーストなんか 知らんよね」 彼女は 少し笑った 「は はい 知りません…」 「ありがとう…今彼がいるって思ったら 安心した… 映画 DVD 機会があれば 見たらいいよ すごく 感動するから」 彼女は 微笑んだ。 「見てみます。私 帰ります」 私は ママの待つ病院へ 戻った 私は 待合室での独り言 幻聴 幻覚 そう診断され 入院することになった。 今の私にとってもう どうでもよかった。
/256ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加