能力…

2/3
71人が本棚に入れています
本棚に追加
/256ページ
ガヤガヤと 私の周りで 色んな 音がし…いい香りがしてきた あっ ご飯や! 私は 目をあけた。 うわっ! 私が目をあけると 8人ほどの人が 私のベッドを囲んで 私を覗きこんでいた… 何?… これ…… 私はもう一度目を閉じ 「ママ~」 叫んだ。 「おはよ! どうしたん? 大きい声出して」 私が 目をあけると 目の前にいるのは ママだけになっていた。 寝ぼけいたのだろうか… 私は 安心して 「お腹すいた…」 ママは 優しく微笑み 食事の用意をしてくれた。 私 おかしくなってしまったんかな… あれは 夢? 幻覚? ……… 「ママ…私 何か……」 「ん?どうした?」 「目覚めてから 何か おかしい… 何か 私にしか見えへんものがあるみたい…」 「ん? 何?」 「例えば…あの隅にいてる男の人」 私は 指差して言った。 ママはキョロキョロしながら… 「ん?」 そして私を見た。 「凛 ママ ちょっと先生に相談してみる」と言い 心配そうに 私の頭を撫でた。
/256ページ

最初のコメントを投稿しよう!