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ガヤガヤと 私の周りで 色んな 音がし…いい香りがしてきた
あっ ご飯や!
私は 目をあけた。
うわっ!
私が目をあけると 8人ほどの人が 私のベッドを囲んで 私を覗きこんでいた…
何?…
これ……
私はもう一度目を閉じ
「ママ~」
叫んだ。
「おはよ! どうしたん? 大きい声出して」
私が 目をあけると 目の前にいるのは ママだけになっていた。
寝ぼけいたのだろうか…
私は 安心して
「お腹すいた…」
ママは 優しく微笑み
食事の用意をしてくれた。
私 おかしくなってしまったんかな…
あれは 夢?
幻覚?
………
「ママ…私 何か……」
「ん?どうした?」
「目覚めてから 何か おかしい…
何か 私にしか見えへんものがあるみたい…」
「ん? 何?」
「例えば…あの隅にいてる男の人」
私は 指差して言った。
ママはキョロキョロしながら…
「ん?」
そして私を見た。
「凛 ママ ちょっと先生に相談してみる」と言い 心配そうに 私の頭を撫でた。
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