声の主…

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声の主…

「呪い?なに…それ」雫は、少し怯えた声で言った。すると先生が「中…嶋さん⁉」 と腰を抜かしながら言った。先生は、教室を飛び出して、校長に言いにいっていた。 一方私達新入生は、再び声をきいていた。 『お前達は、一日に一人ずつ消えていく…。私が地獄へ、引きずって逝くからな‼アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ‼』 そうして声の主中嶋弥代との、呪いのゲームが始まった。 ―次の日― 雫は、まだ無事だった。クラスメイトは、昨日の時点では、みんなそろっていた。今日、一人いなくなっていれば、本当に呪われたことになる。雫は、恐怖と疑いを胸に学校へと向かった。 学校到着… なぜか、学校は静かになっていて、昨日とは違ったざわめきがあった。 「あの…、どうしたんですか?」 雫は先生に聞いた。先生は、静かにそして真っ青な顔でこう言った。 「あなたのクラスの男の子が、昨日の夜から行方不明になったのよ…。」 と…。 「呪い…なの?本当に?…一人ずつ、消えていくの?」 恐怖に陥ったのは、雫だけではなかった。雫のクラスメイト全員が、恐怖のどん底へと突き落とされた瞬間だった。
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