次々と消え行くクラスメイト

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雫は、昔おじいちゃんから、こんな話をきいていた。 「雫、わしは、お前に話さねばならないことがある。中嶋夏代さんと言う女性をわしは死なせてしまった。小学校に通っていたころ、ほんの遊びのつもりだったが、彼女は、本気にとってしまった…。彼女は、自分の妹に卵子を授け、大人になった、妹が子を産んだそうだ。その子の名前は中嶋弥代、彼女の子は彼女を死なせてしまったわしを怨んで育つ。すまん。お前が小学校に行くころに、呪われていなければいいのだが…」 と。 そう… 彼女中嶋弥代が本当に呪いたい人物… それは、母親を殺した男の孫である雫だったのだ。 雫は、その話を思い出した時、次は私だ‼とそう思った。 ―が、すぐに消してくれるほど相手はやさしくなかった…。 己のせいで、次から次へとクラスメイトが消えていく様を、見せられ、絶望と恐怖、悲しみと不安… それがピークに達したその時を狙って、弥代は雫を連れて逝くつもりなのだ…。だから、雫は一番最後… 逃げて、逃げて、逃げて… この呪縛からは逃げ切れない事を再確認させられる…。弥代はその時がくるのを、今か今かと待ちわびる… また声が聞こえる… ツギハオマエダ、アシタハオマエ… ナトリシズク、ラクニハシナセナイ。 オマエハクルシンデ、コウカイシテシンデユク。ワタシノノロイデ‼ アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
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