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残り二週間の命…
入学してはや一週間がたった。クラスメイトの数は、七人減って、30人いたクラスは23人と、雫に恐怖をあたえ、呪縛はその姿をあらわにし始めていた。
「昨日もこのクラスの男子生徒が行方不明になりました。今日も四時間授業の下、集団下校で帰ってもらいます。」
先生から生徒へ、入学式からずっとこの朝のお知らせは、一人消えた事を伝え、四時間授業と集団下校することをいっていた。
学校にまたあの声が聞こえる
『七人犠いただいた。次は、誰がくるだろう?私からは逃げられない…。恐怖と不安を抱えながら、残り二週間を過ごすがいい‼』
中嶋弥代は、学校を呪って、恐怖に狂う人々を嘲笑うかのように一日一日に一言ずつ、呪いの言葉を告げては、校舎中にその笑い声を響かせた。
雫は、思った。
私は最後に呪われる。みんなは、私を恐怖に落とすための道具なんだ。おじいちゃんは、こうなることを知っていた…
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