運命の夜

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「えっと…名前、ありがとう」 「いえ、どういたしまして」 「それと…名前…」 「え?」 一瞬何を言いたいのかわからない、という顔をしたレイト。 だがすぐに理解したのだろう。 あぁ!と言うとすっと手を差し出した。 「私の名はレイトです。レイト・ヴァーシル。よろしくお願いします」 「俺はブライトだ。宜しくな」 「よろ…しく」 自己紹介をし、握手をするレイト。 そしてレイトにつられる様にブライトも自己紹介をし、宵馳の頭を無造作に撫でた。 少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑う宵馳。 こうして、吸血鬼の双子と盲目の三つ目族の3人の生活が始まった。 -END-
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