飛ぶ男

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俺は至って冴えない普通の男だった… 運命のイタズラか…イヤ、ただ職場に男がいなくてたまたま出会った俺と付き合ってくれたちょっと派手目だけどカワイイ彼女とは付き合って半年。 今じゃいつ振られてもおかしくない状況だ。 今も彼女にすっぽかされて1人虚しく居酒屋だ… 上司には毎日怒鳴られ、彼女には約束した事すら忘れられ今日も相変わらずツいてない… 金曜の夜か~彼女は今頃合コンでもしてるのかな? 別れたくないけど、どうしたらイイのかすら全く思いつかない。 半年だけでもあんなカワイイ子と付き合えただけで俺は幸せだ… 自分を慰めるように心の中で呟いてみた。 『またかよ~ほんと凄いな!彼女いんのになんでそんなモテんの!!?』 バカっぽそうな隣の席の男… ウッセー!と怒れるはずもなくチラッと横目でそのモテる男とやらを見る… !!!!!? え!? 多分誰が見てもかっこよくねぇ! 出川○郎レベルじゃねぇか!!? 見栄張ってんじゃねえの!? 出川○郎似の男は自慢気にこう言った 『女なんて簡単なんだょ、今から俺が言う事騙されたと思ってやってみー飛べるぜ!』
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