黒い蝶

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  窓の外を見つめている独りの薬売りの男 その瞳の先に何が映っているのか 後ろにいる もう一人の男に疑問を抱かせた 「何を見ている」 男の問い掛けに薬売りは ゆっくりと応える 「さぁて…ね」 微かに微笑んだ薬売り いつもお前は俺以外の何かを見ている 俺を見てはくれない 思わず口から零れた一言に 薬売りは顔だけを此方に向け 「ちゃんと…見て いますよ」 その言葉に驚きを隠せない男だったが 光の加減で 綺麗に整った薬売りの顔が より美しく男の目に映り、一時の間 見惚れてしまった 「そんなに 見つめないで くれませんかね」 そう言って もう一度微笑み、顔を向き直した                    すると 後ろから腕が伸びてきて、薬売りを包み込んだ 「何を…」 「黙っていろ」 そのとき 窓の外には一匹の黒い蝶が舞っていた [黒い蝶] 気づかない優しさ     短くてすいません(´;ω;`) なんか文が思いつかなくて… 次はもっと頑張ります! 読んで下さって有難う御座いましたvV
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