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一年前。
家の二階の窓にもたれてかかってぼんやり空を眺めてる俺は碌に学校も行かずにぷらぷらしている17歳で目標も何もなくその日その日を生きる若者だった。
俺のなかには何もない。
中途半端。
でも俺みたいなヤツはどこにでもいるはずで属性─てゆうか、そういうポジションなんだと思う。
世の中何をやってもできちまう奴がいるように何やってもダメな奴はいる。
そのくせ気持ちはいっぱしで堪え性のない人間。
実際、世の中で俺を俺たらしめていることなんかなくって自分が自分であることの証明なんか出来なくて自分は何者なの?と問いかけてみるけど答えが返ってこなくて不安になる。
ホントに?
返って来るわきゃないじゃん。気づけバカ!どうすりゃいいの?わかんねーよマジでマジわかんねーの?やべーッ俺マジ頭悪いよ!悪すぎだよ!しょーがねーじゃん!
何もないんだからッ。
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