遺書

みんなから見た私

みんなから見た私は、いつも元気で、強がりで、リーダー的存在だったでしょ？
いつもみんなに言われたよね？

一人でも生きて行けそうだね。

って。

意地悪で言ってるんじゃないって知ってるよ。

バイトでも人より、仕事が早くて、色々できたからでしょ？
学校でも成績はよかったし、部活でも一番うまかったからでしょ？

みんな言ったよね？

いつも楽しそうだね。

って。

嫌な事があってもすぐに忘れて、前向きに考えらるって思ってるでしょ？

お客さんからクレームあったらいつも私が処理したね。

いつもクレーム言ってくるお客さんを笑らかして帰ってもらってたからでしょ？

試験落ちても周りゎ初め気を使ってくれてたけど、私笑ってたよね？

みんなもそれでいつも通りに接してくれたよね？

私はいつも、どんな人とでも友達になれたね。

みんなが悪口言ってても、私一言も言わなかったよね？

本当の私はそうじゃない。本当は誰かに頼りたかったし、甘えたかった。
嫌な事だってあったし、気の合わない奴だっていたもん。

でも、いつもみんなの期待に答えようと、気を張って来たんだよ。
細い糸をピンと張って一生懸命走り続けた。
だけど、、、
もう疲れちゃった。