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また声をかけると、笑いを押し殺した声で返してくる。
やっぱり押し入れか?
しかしそこにもいない。
いとこも一緒に探したのだが、見つけだせずにいた。
僕は少し不安になって
「降参。もう出ておいでよ」と声を上げた。
妹は風呂場のドアを開けて、にこにこしながら現れた。
(さっき探したけどな)
どけに隠れていたのか聞くが、秘密だと言って教えてくれない。
その後はゲームをして過ごしたが、やっぱりずっと頭にひっかかってた。
夜になっていとこの父親が迎えに来て、二人は帰っていった。
僕も寝る時間になり布団に入った。
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