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「妖精ねぇ、、、」
コンビニで適当な雑誌を選び立ち読みしていると、“妖精”なるものの特集をしていた。
なんでも、極稀にその存在が見える人間がいるいらしい。
伝説では、心がとても優しい人のもとにやってくるらしい。
そして妖精は、その人の傍に常に寄り添い、時には励まし、時には一緒に泣いてくれる、とても優しいものだという、、、
まぁ、ちょっと頭がおかしい人の戯言だろう。俺はそんな人種に仲間入りするのはゴメンなので、見えなくて結構だ。それに俺はそんな心優しくはないから一生見えないだろう。
チラリと時計に目をやる。11時、、、あいつの面会にいく時間だ、、、。
コンビニを出れば目の前は直ぐに病院だ、、、
コンビニを出ると、春の風と日差しが体に心地よい。病院の庭には桜の花が風に吹かれ綺麗に舞っている
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