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朝霧に、鐘の音が消えていく。
エルト。それはブルーハーツ島で唯一の村。
しばらく僕は海を眺めていた。
「よう!ここにいたのか」僕はびっくりして後ろを振り返った。
そこには二歳年上のギースが立っていた。
「なんだ、ギースか」
「そんな事より早く行こうぜ!」
クリオは軽くうなずいた。「うん!」
「クリオ、アレ、持って来たか?」
ギースは心配そうに聞いた。
「当たり前じゃん。」
クリオはバックから石版を取り出した。
「ほら」
「じゃ行こうぜ」
走りながらギースは言った。
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