第二章『初めての仕事』

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俺はミスティを店に連れて帰り店の仕事を一通り教えた。 AM9:30店を開ける時間だ。俺はシャッターを上げる。客がちらほらといる。 蓮「いらっしゃいませお客様。dreamへようこそ…」 ドアを開けお客様を迎える。客は足早に店に入り品物を物色し始める。 ミスティ「いらっしゃいませ」 ミスティ無表情で接客。 うん、出来てるな。 ん?無表情? 待て良くない💧 蓮「ミスティ、ちょっと…」 俺はミスティを呼んだ。 ミスティ「なんですか?蓮」 小走りに駆け寄ってくるミスティ。 蓮「笑顔で接客…OK?」 ミスティ「NOです」 蓮「即答っ⁉」 ミスティ「蓮が笑いたくない時は笑うなと言ったからです」 蓮「いや…まぁ言ったけど…これは仕事だから…OK?」 ミスティ「…了解です」 蓮「頼んだぞ」 数分後。 客「やだぁ~これ超可愛い~💕これ試着しちゃおうかな~」 明らかに巨漢な女が服を勝手に試着しようとしている。 止めなければ!俺の血と涙の結晶が一瞬で引き裂かれる! 蓮「あの…お客様」 客「あ、蓮さん💕私に何か用~?」 蓮「お客様にはこちらの方がお似合いだと思いまして…」 客「本当~?蓮さんがそう言うならそっちに…あ~でもこれも可愛いのよね~」 お前が選んでるのはサイズ合わないから!!自分の体型把握してる!? 蓮「私はこちらの方がお客様が更に可愛く可憐になると思いますよ…」 客「…じゃあ私と付き合ってくれたらそれ買ってあげる💕」 蓮「俺にはお客様は勿体無いですよ…」 するとそこへツカツカとミスティが近づいて来た。 ミスティ「おい、メス豚」 ミスティ…ちゃん? 客「な、なにこの子!?」 ミスティ「メス豚にメス豚って言って何が悪いんだよ」 俺もそう思うけど…ミスティちゃんなんだか口悪くなってません? 客「し、失礼ね!」 ミスティ「失礼なのはお前のその体型だろうがよ」 客「もうっなんなのこの子腹立つ!」 ミスティ「腹立つのはお前のその思考だっつーの。その巨漢でその服が着れると思ってんのかメス豚。なめてんのかメス豚」 ミスティちゃんのまくし立てに巨漢なお客様は走り去った。気がつくと店内にいた客までいなくなっていた。 …ミスティちゃん💧
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