第一章~起動~

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アルは目の前にいる相手がクラウだとわかり、闘志がわいてきた。 アル「クラウ曹長、ご指導、よろしくお願いします。」 アルはクラウに有無も言わせずにヒートホークを引き抜き、間合いをつめる、クラウも銃器の弾を撃ち尽くしているのか、マシンガンを使わずにヒートホークで応戦をする、アルとクラウ、両者のヒートホークが火花をたてて鍔迫り合う クラウ「驚いたな、これほどの奴がいたとは…お前の名は」 アル「アル、アルフレッド・イズルハだ!!」 アルはバーニアをフルで使い、クラウのザクⅡ改を一気に押し倒そうとするが、クラウもバーニアをフルにし、対抗する クラウ『この勝負…』 アル『押し負けた方が負ける』 ユイはその2人の戦いに見入っていた。 やがて、アルが体制を崩した、そこにクラウのヒートホークがメインカメラ目掛けて振り降ろされるが、アルは手元に残ったハンドグレネイドを捨て身覚悟でクラウのヒートホークに投げる。 クラウ「何!?」 その瞬間、切られたハンドグレネイドは爆発を起こす。 クラウのザクⅡ改の片腕は、ヒートホークごと吹き飛んでいた クラウ「くっ、だが、奴とて…」 クラウはアルの方を見据えたがアルのザクⅡ改は損傷は酷いものの、平然と立っていた。 クラウ「バカな!?」 クラウはアルのザクⅡ改の左肩を見る クラウ「なるほど…そういう事か、アルフレッド」 アル「そうだよ、俺はとっさにハンドグレネイドの爆発を左肩に武装されていた盾で防いだ、まあ、半端ない衝撃だったけど…一瞬気を失ったし」 アルは苦笑する クラウ「ふっ…見事だ。お前が相手では、ヒートホークを拾う前に墜とされてしまうな」 アル「こっちこそ、いい勝負ができたよ、アンタが曹長になれた理由がわかったしな」 その瞬間、演習終了の鐘の音が響いた
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