‡世界の成り立ち‡

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いつの頃のことかも忘れさられた時代。 この世界の創造主である神は3つの種族を造った。 自然を知り、 自然と共に暮らすエルフ。 獣の力を借り、 獣と共に暮らすヴァルフ。 己の力を鍛え、 世界を理解するエレクレイダ。 3つの種族は共存し暮らしていた。 しかし世界の頂点に立とうと3つの種族は争い、大乱が起こった。 これがのちに エンドレス・ウォー(終わりなき戦い) と呼ばれる戦争である。 3つの種族の戦いはそれから何百年も続いた。 そんな大乱にも終わりは訪れる。 互いの種族を憎み合う心の闇から第四の種族が誕生したのだ。 第四の種族は全てが異形だった。 種族など関係なしに人々を襲い、その力は3つの種族が太刀打ち出来ないほどだった。 第四の種族の者たちを人々は畏怖を込めてこう呼んだ。 【魔族】と。
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