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「おはよう、戸田あこさん。」
そういって教室に入ってきたのは
歳20代後半くらいに見えるめがねをかけた男性。
おそらく担任の先生か何かだろう。
身長は正直あたしと同じくらいじゃないかってくらい(ちなみにあたしは165センチ)で華奢な体つき。かわいい系?
まぁけど、顔的に女子高だとまず間違いなく人気あっただろうな
ってとこ。
「よろしくお願いします。」
あたしはとりあえず立って
お辞儀をする。
お世辞にも礼儀正しいとは言えない挨拶だったけど。
まぁ仕方ない。だって、今日の朝
あんな事があって、あたし今
いらいらマックスだから。
あいつがあのまま、もだえ死んだらいいのに、
と心の中で思いながら
そのおそらく担任であろう男性を見る。
あたしはあのわけわかんないやつを蹴飛ばしてそのまま振り返りもせず学校にやってきた。
あたしと目があうと
にこっと笑って、
「僕は時田ひなたっていいます。
この学校の先生です」
いや、その歳で生徒だったら若干びびるから。
とつっこんでみたりした。
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