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あたしの顎の下に
右の握りこぶしをつけた。
んだと思う。
また、あたしはそう認識する前に
時田をヘルメットごと
ぶんなぐってた。
「きもいっ!!!」
ヘルメットがみしっと音をたて
時田がよろめいた。
「っ・・・・」
「何してるんですか。意味わかんないですよ。
あたし絶対謝りませんから」
そういって時田を怪訝そうに見つめるあたし。
時田はしばらく動かなかったが
少しからだのぐらつきがマシになったらしく、
すくっとヘルメットを取って後ろの校長室のドアを見た。
パチパチパチ・・・。
ん?誰かが拍手してる。
と思うと時田がにらんでいる校長室から
40代後半くらいであろう
男が出てきた。
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