3.

5/12
前へ
/379ページ
次へ
あたしの顎の下に 右の握りこぶしをつけた。 んだと思う。 また、あたしはそう認識する前に 時田をヘルメットごと ぶんなぐってた。 「きもいっ!!!」 ヘルメットがみしっと音をたて 時田がよろめいた。 「っ・・・・」 「何してるんですか。意味わかんないですよ。  あたし絶対謝りませんから」 そういって時田を怪訝そうに見つめるあたし。 時田はしばらく動かなかったが 少しからだのぐらつきがマシになったらしく、 すくっとヘルメットを取って後ろの校長室のドアを見た。 パチパチパチ・・・。 ん?誰かが拍手してる。 と思うと時田がにらんでいる校長室から 40代後半くらいであろう 男が出てきた。
/379ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2484人が本棚に入れています
本棚に追加