3.

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はっ?意味わからん。 自称校長の発言をすぐに理解できていないあたしに自称校長はまだ話を続ける。 「しかもドがつくS。いやぁ、これでやっとクラスが作れるよ。」 だから何?こいつ生徒にむかって何ほざいてんの? 苛々がまた絶頂に達したあたしは、近くにいた時田をおもっきりぶん殴ろうとした。あわてて時田は、 「校長先生!!もっとちゃんと説明してくださらないと僕の命が危ないです!!」 こ…こいつあたしをなんだと思ってるんだ… なぐりかかろうとした手をそっとおろすと自称校長がまた静かに笑いながら言った。 「いやぁ、ごめん、ごめん。ついつい、感動してしまってね。」 「絶対嘘ですよね、校長。絶対おもしろがってましたよね。」 涙目になりながらキッとにらんでいる時田を尻目に自称校長は話はじめた。
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