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雪の降る寒い日だった。
「う~寒い~早く帰りたいな。」
俺はある高校の生徒だ。運動と顔はいたって普通だが、成績がとにかく悪い。
今日も小テストで赤点をとってしまい残って補習をしていた。
今はその補習が終わり家に帰る途中だった。いつもは自転車で帰るのだが前輪がパンクしていて、しょうがなく歩いて帰っている。
「今日はついて無いな~~。」
そう思いながら歩いていた。
しかし歩いて気がついた。
「あれ、いつもこんなに車少なかったっけ?」
普通なら帰り道に車をよく見かけるが今日は一台も見えない。
何だかきみが悪くなり少し歩くスピードをあげた。
すると後ろから車が来た。
だんだん車がスピードを落としている。
「どうしたんだ?エンストか?」
俺はそう思い足を止めた。
車は俺の横に来て止まった。
「大丈夫ですか?」
俺は声をかけた。
次の瞬間車から男の人が二人降りてきた。
手には何か布のようなものを持っている。
俺はびびって動けない。
そして布を持った一人が俺の鼻と口に布を押さえつけた。
俺はそこで意識がなくなった。
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