拉致

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「やっと目が覚めたわね。」 俺は声がする方に目を向けた。 そこには赤い髪の女の人が立っていた。 年齢は二十歳前後の若い人だ。顔は日本人と白人のハーフらしい。しかし何か変なオーラを出している。 「失礼ながらあなたは誰ですか?」 俺は少し丁寧に聞いて見た。 「そうね、あなたを捕まえた人達の仲間かしらね。」 女はあっさり答えた。 「あなたには少し実験に協力してもらうわ。」 「実験?」 俺は訳が分からなかった。
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