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「それ真面目に言ってんの?」
俺が聞くと、ナオミは真剣な顔をして
「大真面目よ。」
と言った。
「ならやれるもんならやってみろ。この国はそんなこと決して許さない。すぐにお前は捕まって死刑だ。」
俺は笑いながら言った。
「そんなのあなたが訴えたときの話でしょう?だったらあなたを逃がさなければ良い話ね。」
ナオミは普通に答えた。
「そんなこと出来るハズがない。それも俺じゃなくても俺の家族がいる。今頃俺を心配して警察に連絡してるさ。」
俺は笑いながら言った。
「あなたに家族はもういないわ。」
ナオミは冷たくそう呟いた。
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