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『月』
綺麗な君
つい立ち止まって君を見る
光り輝く君は
いつも眩しく僕をも照らす
いつも影にいる僕を
どうして照らすの?
照らさないで
君はそうやって僕を
馬鹿にするんだ
そんな君は嫌い
僕を影にいさせて
僕はそう君に願った
でも誰かが言っていた
「誰でも影をもっている」
「光の後ろは影」
「輝かないものはいない」
そんなの嘘だ
そんなわけない
でも確かに
僕は君の光に照らされた時
後ろに影がきて
僕は眩しいくらいに
輝いてたんだ
君の後ろもきっと影があるんだろうね
君は僕を見つけてくれたんだ
君は僕を影から救ってくれたんだ
僕は今
君のことを大好きになった
僕は今
君の本当の光を見つけた
そして今日も
僕は君に照らされる
そしてまた
僕は君に光りを与えられる
いつまでも
影は消えないけれど
いつまでも
君は輝き続けているから。
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