プロローグ

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多分俺達は狂っていたのかもしれない。 世界のどこを探しても俺達を祝福してくれる人など見つける事は出来ないだろう。 けれど、そんな事は関係なく、それ以上に、それ程に俺の君への愛は深かった。 今はもう胸は痛まない。 それでも思い出す様に涙がこぼれる。 花束を持って君が向こうから歩いて来る様な気さえする。 俺達は、何も知らないままでいられたら、もしかしたら幸せでいられたのかもしれない。
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