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「次はこの国らしいですぞ。どうしましょう?王様」
「どうにかならんのか??このままでは奴等、悪魔族にこの国がやられてしまうぞ。それだけはどうしても避けねばならぬ」
自分の国が襲われると知って、不安げになる若い大臣と老いた王様。
王のそばには、王の息子と見られる立派な姿の若者がいた。
王子もあわてふためく父の姿を見、内心焦っているように見える。
すると、そこへ、一人の若い男が、現れる。
「王様」
「おぉマーク、いたのか?」
王様が安心な顔をしながら『マーク』とよばれる男と話をする。
一応、この男がプロローグでの主人公となる。
「このマークが奴を止めて参ります」
マークは自信たっぷりな顔をしている。
「やはり、王国1の剣士であるおまえに任すしかないのか。すまぬな、マーク、奴等から、この国を守ってくれ」
「はっ」
マークは、この国の兵士長を務めている。
国1番の剣士が兵士長であるから、人望もあつい。
王様も安心していられる理由はそこにあった。
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