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11月の寒い夜だった。網タイツにミニスカートにブーツ。真っ白のコートを羽織って、外で少し酔いを覚ます。
(今日の智って人、かっこよかったな…やっぱ彼女とかいるよね)
すると、マリが外に出て来てくれた。
「由紀、寒いゃろ。一緒に待っててあげるょ」
「ありがとう」
「っか、由紀、智君タイプちゃぅ?」
「何で分かるん(笑)」
「せゃろなぁって思って紹介するつもりで連れて来てもらってん」
「でも、ゆうちゃんおるから無理ゃし(笑)」
「そんなん上手い事やればバレへんって」
「まぁなぁ…」
「はぃ。これ智君の携帯番号!暇な時かけてみたら?いらんかったら捨てていいし(笑)」
と小さなメモを渡す。
「智君、気に入ってたみたいゃで。なお君も(笑)」
って2人で爆笑してた。
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