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その日も、次の日も毎日会ってた。
居酒屋に飲みに行くと、ゆうちゃんのファンの女の子達が物凄い形相で睨んでくる。
「あいつ、店長の彼女らしいで」
「きっもぉ~」
「店長あんなんのどこがよかってんやろ」
「早く別れろよなぁ」
わざと聞こえるように言ってくる。
昔なら、絶対喧嘩してたケド、ゆうちゃんに迷惑かけたらダメだと思って、我慢した。
その日の帰り。
「もうゆうちゃんの店には行かないようにする」
「何でよ?」
「ゆうちゃんのハイエナらがうざいから…」
「ほっといたらいいやん!俺の彼女は由紀ちゃんやねんから。店来てくれやんなん、なかなか会えへんやん」
と悲しそうに言うゆうちゃんを見て、無言になった。
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