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急に部屋の扉が開いた。焔がその方を見ると、そこには四人の男女の姿があった。
ハイネは立ち上がって四人に歩みより、焔に紹介する。
ハイネ「紹介しましょう。彼はソル・B・ラスフォ、EUUのナイトナンバー1ですよ」
焔「ガンズウィング…!!」
『ソル・B・ラスフォ』は、金髪で瞳が蒼く、容姿端麗で目力の強く、白いスーツを着た青年だった。
ソル「よろしく、龍斗」
焔「よ、よろしくお願いします」
焔はきょとんとしながらソルに応じた。
無理もない。EUUで名高いナイトのトップが目の前にいるのだから。ナイトナンバー2もいるから余計にだ。
そんなことはお構い無しに、ハイネは続ける。
ハイネ「彼女はジョルジオーネ・エスペランザ。ナイトナンバーは14です」
ジョー「ジョーって呼びな、坊や」
『ジョルジオーネ・エスペランザ』は、長身のヘビメタな格好をした女性だった。奇抜な赤い髪に紫色の唇、身体中につけたアクセサリーがギラギラと怪しく光っていた。
焔「…よろしくお願いします、ジョー…さん」
ぎこちない挨拶をした焔だったが、ジョーは微笑んできた。案外、気に入られたようだった。
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