プロローグ

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ASAに対抗してカザフスタン・西アジア地区を手にいれようとした連合国…。 それは、ユーラシア大陸に位置するロシア帝国(RUE)とヨーロッパ連合(EUU)だった。 この二つの国家の力は強大だった。 AD各個の単独戦闘にたけたEUU、鍛えられた兵士たちの集まりであるRUE…。 どちらもASAにはかなりの強敵である。 だが、ASAにはなんとしてもカザフスタン・西アジア地区を領地にする必要があった。 それは、カザフスタン・西アジア地区がユーラシア大陸の中央に位置することにある。 カザフスタン・西アジア地区には軍事要素はない。しかし、ここさえ抑えてしまえば二つの連合国からの進軍を抑えることができ、さらには外交の拠点として使えるのだ。 元々、大西洋にしか面していないEUUは、オーストラリアとの外交のためにカザフスタン西アジア地区を通行していた。 だがここが使えなくなれば、治安のわるいアフリカ大陸を大きく迂回しなくてはならない。 当然それには危険も多く費用も時間も費やしてしまう。 そのためにもEUUは、この地区を手にいれる必要があったのだ。
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