プロローグ

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井上「新兵器…」 井上はコックピット内を見渡すと、ため息をついた。 すると、いつから聞いていたのかわからないが、大石がさぞ怒りながら通信してきた。 大石「おい、井上。お前、新兵器って聞いて『なんで自分たちの使うADはヘボいんだろう』って思ったろ?」 井上「い、いえ…。別にそんなことは…」 大石「それじゃさっきのため息はなんだ?」 井上「たまたま、といいますか…」 大石「嫌な奴だな、まったく…。新しい機体にしたくたって、それなりの戦火をあげないといけないし、俺たちは厄介者だからこっちにADがまわってこねえんだよ」 井上「べ、別にそんなことは…」 ハリー「やめとけ、井上。奴と話すと日がくれるぞ」 井上「はぁ…、了解しました」 井上は強制的に通信を遮断した。 焔「あとでまた愚痴られそうっすね」 井上「あの人と話すと疲れる…」 ハリー「昔からああいう奴だったからな、ほっとけばいいさ」 上川「隊長、そろそろで目標ポイントです」 ハリー「そうか、わかった」 三機が丘をこえると、目の前に斬龍隊の輸送ヘリが止まっていた。
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