第1章:S男

5/18
前へ
/49ページ
次へ
《ACT.鳴海》 今日、俺は憂樂音学園に転入する。 只今の時刻、8時半。 憂樂音学園のHRは8時40分からやから完璧遅刻やけど まあなんとかなるやろ。 俺の必殺スマイルで。 そう思ったから、急がなかった。 そして携帯をいじりながら歩いて数分、憂樂音学園に着いた。 ガラガラガラッ 俺はいかにも急いで走って来ました!って感じで勢いよくドアを開けた。 『すんません。遅れました!!!』 …なんか結構脅えられてる気がするんやけど。 「ち、ちょっと怖いね」とかヒソヒソ話が聞こえたし。なんやねん。 …ここは有名私立高校らしいから、こうゆうナリ(容姿)は珍しいのやろか? 「まあいい。転校初日は多めに見てやろー。じゃ軽く自己紹介して」 そう担任の岡…なんとかセンセに言われた。 …うし!!俺の美貌の見せどころやな!!!
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

183人が本棚に入れています
本棚に追加