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『はい。大阪から来ました、鳴海です。皆よろしくしたってなー。』
そう言って俺は爽やかに笑った。
女共はさっきの脅えた顔とは打って変わって頬を染めとった。
…イチコロやな。
そう思っとったら1人の女と目が合った。ウェーブのかかった茶色の長い髪をした、結構可愛い女や。
ありゃ?頬染めとらんな。おっかしいなー。
そう思って今度はその女子に向かって、また爽やかに笑ってやった。
……今度こそ頬を染めてると思っていたのに
ニコッ
女も笑みを返してきた。
…驚いたな。平然としてやがる。
自分で言っちゃあなんやけど、俺はものっそいモテる。
今まで俺が笑って、頬を染めない奴がいたやろか?…いやいない。
…だが、今あの女は俺が笑ったのに余裕に笑みを返して来やがった。
……面白い。
俺の血が騒ぐ。
俺はドSだ。
ああいう奴程、いじめたくなる。
ああやって強がってる奴こそ鳴かせがいがあるんや。
──惚れさせてやる。
今回のゲームの相手は、アイツや。
…俺はその女に向かってニヤリと笑ってやった。
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