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しかし、
寝る体制の私の耳に入ってきたのは、岡ちゃんの
「じゃあ~一ノ瀬の隣が空いてるな。あそこの席に座ってくれ」
という言葉。
勿論、私のクラスに[一ノ瀬]という名字の生徒は私しかいない。
ウッハ。まじかよー。
ぶっちゃけ、あの転校生は不快極まりない。
…あ。
でも私、いっつも寝てるし…隣に転校生が居ようが居まいが、関係なくない?
なんだー杞憂じゃん、あっはっはー
そう自己解決して一眠りしましたとさ、ちゃんちゃん★
─トントン
…とはいくわけもなく、
一眠りしようとしていた私の右肩を誰かが突っついた。
私の右側の席は空席…
すなわち、今日から転校生の席になるもの。
つまり…突っついた犯人は、奴だ。
あのいけ好かない転校生だ。
─あの野郎。
私のスリーピングタイムの時間を邪魔するたあ………
いい度胸。
あんな転校生相手に、
ドSの血が騒いでしまった。
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