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ちっ。一ノ瀬に話しかけられんやん。
女共の質問責めがかなりすごかった。
キーンコーンカーンコーン
ここで、1時間目始まりのチャイムが鳴った。
助かったや~。
「じゃあ鳴海君っ!!次の休み時間に、また色々聞かせてねっ」
そう言って女共は自分の席に戻っていった。
オイオイ。次の休み時間も来るねんか。
…しゃーない。まあ隣の席なんやし、授業中に喋りかければいいやろ。
そう思って俺は左を向いた。
スピースピー
…規則正しい静かな寝息を立てて、一ノ瀬は寝とった。
寝とるんかい!
まだ、授業始まったばかりやで!?
────30分経過。
相変わらず一ノ瀬は寝とる。
…まあ、急ぐこともあらへんな。
じわじわ責めたるわい。
そう思って俺は前を向き、ノートを取り始めた。
キーンコーンカーンコーン
1時間目終了のチャイムが鳴った。
一ノ瀬は相変わらず…や。
「気をつけ~礼」
「「ありがとうございました」」
授業が終わった。
…と同時に、
「「鳴海く~~~んっ!!」」
女共が押し掛けてきて、
また質問責めが始まりよった。
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