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「鳴海君は彼女いないのっ!?」
「どこに住んでるの!?」
「好きなタイプはっ!?」
だあ~~~っ!!!一気に質問するなっちゅうねん!!!!
休み時間もあと2分で終わりやというのに、質問責めは一向に終わらへん!!!
…俺は左の席をチラリと見た。
…ありゃ?
一ノ瀬が居らへん。
さっきまで寝てたのに何処いったんやろ?
「鳴海君っ!!聞いてる~?」
『ああ!!ちょっとボ~ッとしとった!!』
ごめんなあ~と言って俺は爽やかに笑った。
「転校初日で疲れてるもんね~しょうがないよ!」
…だったら休み時間の邪魔すんなや。
キーンコーンカーンコーン
鐘が鳴り、女共はまたね~と言って自分の席に戻っていった。
…一ノ瀬はまだ戻ってきていない。
…授業が始まっても戻ってこない。
2時間目…、3時間目…
ついに4時間目になっても戻ってこなくて
昼休みになってもうた。
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