足跡

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最初の一歩を踏み出したのは 物心もつかない幼少の頃 なんの志もなく 生きることを強いられて 訳もわからず歩きはじめた 何回転んだかわからない けど転ぶ度に強くなり いつから転ばなくなったのかは はっきりと覚えている 振り返れば無数の足跡 だんだんと 大きくなっている自分の足跡 最初の一歩はもう見えないけど 消えることはないだろう 命の灯火が燃え尽きるまでは
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