第2章

4/10
前へ
/212ページ
次へ
5分程、走って私達の降りるバス停に着きバスを降りると、何故か金城 耀も一緒に降りていた。 金城 耀もここなわけ? でも、朝とか会った事ないよね? 『じゃあ可憐ちゃん。また明日ね♪金城君もまたね。』 『うん。また明日。』 『あぁ…。』 手を振りお互いに家の方向へと別れた。 暫く歩き私は立ち止まり、振り返った。 『ねぇ!何で後付けてくるの?!何か私に用でもあるわけ?!』 辺りを見渡し、俺?と自分を指を指している。 『アンタしか居ないでしょ?金城 耀……。』 『少し姫君と話しがしてみたくてね♪』 『話し?私には無いから。じゃあ…。』 何なのコイツ…。 話しがしてみたいとか言って意味分かんないし! って言うか、チャラ男嫌い…。 それでなくても、今日は朝といいさっきといい、イライラしてるのに…。 早く家に帰って稽古したいなぁ…。 『……って言うか!!いつまで付いてくるのよ!いい加減にしてくれる?!』 『話ししてくれるまで付いてくつもりだけど?』 もう!! 何なわけ!! 私は家まで付いて来られるのも嫌だったので、仕方無く金城 耀の話しを聞く事にした。 .
/212ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8130人が本棚に入れています
本棚に追加