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僕は絶望していた。こんなことがありえるのか?人間とは思えない怪物、親父のむごい死体。なんでこんなことになったんだ・・・。くそっ!くそっ!落ち着け!!落ち着けばなんとかなるはずだ。落ち着け・・・落ち着け・・・。だが、落ち着くことも許されなかった。
ドンドン!!ドアがノックされた。(ドクン、ドクン)心臓が激しく鼓動する。ど、どうするべきか・・・とりあえず、クローゼットの中に隠れた。隙間から周りを観察でき、僕の部屋の中でも一番いい隠れ場所だと思ったからだ。僕は息を潜めた。ガチャ、ギー、そんなマンガチックな音がした。隙間から観察すると、(あ、あいつだ・・・)
さっきの怪物だ。こいつに見つかったら終りだ、そう思うと心臓が高まってきた。
(おちつけ・・・おちつけ・・・おちつけ!)
そう思うほど心臓が高まっていく。観察していると怪物はなにかを探しているようだ。
(なにをさがしてるんだ?)
観察していると、なんとこっちに近づいてきた!慌てて隠れると肘をぶつけてしまい音がなってしまった!(くるな・・・くるな・・・くるな!!)
そう願うが怪物はこちらに近づいてくる。
(く、くそっ!!絶対絶命だ!!)
・・・続く。
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