~出会い。冬のある日~

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うわっ、気付かないにも程があるけどこの驚きようにも程があるんじゃないかな…ちょっと傷つく。 青年を見ていたら心の中で悪態と溜め息を同時についてしまった。 「うん。それ以外何がある?それに今日は創立記念日で学校は休みだし。」 慌てすぎって言われない?見てて恥ずかしいし人を妖怪を見た時の様に驚いて‥と付け足し眉を寄せ溜め息をひとつついて私は青年に言った。 青年はまだ慌て足りないのかと思う程動揺しながら、そっか‥休みだからかと息を吐き、うん言われるごめんなと言った後、頭を掻きながら少し考える仕草した。 「うーん…ちょっと考え事してたんだよ」 青年は、あはは‥と乾いた声とともに笑いをながら言った。
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