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そしておもむくままに足を進めていくと道の左手に公園が見えてきた。
学校への通学の時とは違って反対に来た所にあるこの公園に来るのは久しぶりだった。
公園の銀杏の木々に葉はなく枯れ葉が絨毯のように公園の地面を埋めていた。時々吹く緩やかな冷たい風の手をとり踊る黄色い枯れ葉と、ちらほら舞いを披露する風花たち。
その中にひとり空をさびしそうに見つめる青年。
私は出会った。
ちらほらと雪が舞う
すべり台がひとつ、他に何もない公園で。
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