２０××年

第一章

―耳障りな目覚ましの音で、コウは目を醒ました。
無意識にアラームを止める。

…今日の目覚めは最悪だ。
……昨日夜更かしなんてするんじゃなかったな。

そう思った後、気だるそうにコウはベットを降りた。