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「何だ、あいつ。って、いっけね!」
俊汰はガリ勉君の態度にムッと来たが、担任に呼ばれている事に気付き、向かった。
裕也と奈津美は、裕也の自宅にある、小屋にパソコンルームを作っていた。
「へっへぇ~ん、どうだ?」
裕也は奈津美を部屋の中に入れた。
「へぇ、裕也って凄いね。」
奈津美は綺麗に並べられているパソコンにビックリをした。
その頃、ガリ勉は…
「何だ、全く。県下1番の僕に説教をするとは許しがたい。」
ガリ勉は今日、登校中に小学生にぶつかり、無視をしていて高校にクレームが来た。
「あんなガキ、僕のサクセス人生に泥を塗りやがって。学校同士で連絡とって僕をいじめやがった、全学校の電話機関を混乱させてやる。」
ガリ勉はそう言うと、パソコンでコンピューターウイルスを作った。
「この気…素晴らしいぞ。」
バーンルシファーは地球に逃げて来たのだ。そして、ガリ勉に目をつけた。
俊汰はプリントを貰い、学校でやっていた。
「あ~ぁ、こんなんやってる間に裕也と奈津美は…。」
俊汰は、ぶつぶつぼやきながらプリントをしていた。
ガリ勉は…
「出来た。こいつは強そうだぞ。」
パソコンで怪獣型のウイルスを作った。
「こいつの名前は切断怪獣スパスパンだ。」
いかにも頭の悪そうな名前の怪獣だ。そして…いきなり、パソコンの画面が歪んだ。
「な、なんだ?」
ガリ勉は眼鏡の位置を整えながら、パソコンの画面を見るとそこには…、バーンルシファーがいた。
「なんだ、これは?」
ガリ勉は驚いていると…
「ふははは。小僧、貴様は知らなくて良い。私の下部となれ。」
バーンルシファーはそう言うと、怪しげな光線をパソコン越しから放った。
「さぁ小僧。貴様の名前を言ってみろ。」
バーンルシファーの質問に…
「はい。僕の名前は西園寺 幸四郎です、バーンルシファー様。」
幸四郎は名乗ると…
「ふむ、幸四郎か。貴様の作った、スパスパンとやらを私が送りこんでやろう。」
バーンルシファーは機嫌よさ気に言った。幸四郎にとって、バーンルシファーは自分を分かってくれる神様に見えた。そしてスパスパンはバーンルシファーの光線を浴び、電話線を伝って、NTTの電波塔に入った。
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