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俊汰はグリッドブレイクに言われるがまま…
「大丈夫かな…。アクセス、フラッシュ。」
アクセプターの中央のボタンを押すと、アクセプターの両脇から4枚の赤いプレートがシャキーンと出てきた。俊汰はそれと同時に携帯の画面の中に入り、そこは光り輝く世界だった。
「な、何だ、ここは?」
「俊汰君、気にしないで安心してくれ。ここは君の携帯電話の中だよ。」
グリッドブレイクが優しく話しかけ、俊汰は理解して安心出来た。
「さぁ、行くぞ!俊汰君。」
「おぅ、任せろ!!」
グリッドブレイクと俊汰の体は重なり融合した。そして回線を辿って、NTTの電波塔に入った。
《キシャァァァッ》
スパスパンはどんどん回路を破壊していると。
【プワン】
ネットワールドの裂け目が開かれ、グリッドブレイクが現れた。
「貴様、やめろ!」
グリッドブレイクは構えると、スパスパンは襲い掛かって来た。
「てやっ!」
グリッドブレイクはスパスパンの攻撃を避け、キックをした。スパスパンは飛ばされ、振り向くとグリッドブレイクがパンチをした。
《キシャァッ》
スパスパンは少しのけ反るがカウンターをした。
「うわっ!」
スパスパンの手は刃で出来ていたので、グリッドブレイクはダメージを負った。
「あの、刃を折らないと危ない。てやぁっ!」
グリッドブレイクは態勢を整えながら考えた。そしてミドルキックで腹を攻撃するが、スパスパンは尻尾で攻撃をしてきた。尻尾にも小さい刃が8枚あり、グリッドブレイクは苦戦した。
「なんて刃の数なんだ、くそ。」
グリッドブレイクはスパスパンの攻撃にどう戦えば良いのか分からなかった。しかしグリッドブレイクは、なおも挑んだ。
「負けるか!!てやぁ!!」
グリッドブレイクは渾身の手刀をし、スパスパンの左腕の刃を一撃で破壊した。
「こいつをくらえ!ブレイクゥ…スパイクッ!!」
グリッドブレイクは右腕を光らせ、スパスパンに向け、右腕を振り回し、光の刃を吹き飛ばせた。スパスパンの腕の刃を両方共、破壊させたグリッドブレイクは、スパスパンの尻尾を掴み、投げた。
尻尾のつけねには刃が無く、投げられたのだ。
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