初日の朝

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Kは太陽の光を目に受けて、目を開けた。腕時計を見ると、5時48分だった。「あぶねぇ、あぶねぇ。寝過ごすところだった」Aを起こし、放送を待った。その時だった、向こうに誰かいる。味方じゃない!誰だ?と思い、見つからない様に見た。鬼だ‼逃げなければ‼Aに合図をして、後ろから逃げた。その時、ガサガサっと音を立ててしまった!!鬼は、音に気付いて走ってきた。二人は全力で逃げた。気付かぬうちに、鬼を振り切りそれでも走った。Kは振り切った事を確認するとAに教えた。立ち止まるとすぐに放送が始まった。「午前6時です。鬼をまた増員します。死んだ人は、~君、~君、~君の3人です」。幸い、またKの友達は呼ばれなかった。二人は安心して、支給された食糧を食べ始めた…
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