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次の日、京花は神太郎にある物を手渡した。
「救急セット……?」
「傷、何箇所か化膿するかもしれないわ。この学園にはそういう作用含んだ空気だからね。」
確かに……アイスピックの傷が変に痛んだ。
「あと、もうあんなことはしないか。」
「あんなことって?」
「ううん。気にしてないならいいわ。」
京花は席についた。
そして、神太郎に笑顔を見せた。
「アタシ、貴方に期待しているから。きっと素晴らしい学園生活にしてね。」
京花の笑みに、神太郎はドキンとした。
新しい仲間、座敷わらしの京花が増えた。
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