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「やめろ……!」
その瞬間、神太郎が後ろから飛び込んでダイナマイトの火を手で消し、穴に落ちていった。
落下する神太郎は布袋からカプセルを出し、下に向かって投げた。
すると、クッションような物が出てきて神太郎を受け止めた。
しかし、それでも衝撃は受けてしまい、体に痛みが走った。
再錬は驚きのあまり、言葉にならなかった。
あまりにも馬鹿馬鹿しく、あの距離をどうやって来たのか……。
確かめるために再錬は穴を滑り降りた。
神太郎は痛みが引くとクッションをしまい、再錬が来るのを待った。
静かに風が洞窟内に吹いていた…。
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