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人型爆弾・偽弾は文字通り人型である。
そのため、相手を自分と思わさせて近づいたところで爆破が出来る。
あの至近距離でモンスターはともかく、人間が生きているわけがない。
もし生きていても、大怪我でそのまま死ぬ。
再錬は…神太郎の言葉が頭に残った。
『 オレなら掘り返してほしくはねぇ。覚悟を決めた死はよ…。』
生き還らせて何が悪いのか。
会いたいと思っては何故いけないのか。
昔、こんな話があった。
『モンスターにもいつか死は 訪れる。それを覆すことは神への反逆である。
神などいないと言っても、死は神がその者に与えた運命。安らかにしてあげることが、最良の供養
だ』と。
何故、神などを信じられるのだろうか。
悪魔はいても神はいない。そう信じなくてはこの心、崩れてしまうから。
再錬はドラゴンの方へと歩き始めた。
これでクレイプは……。
「待て……よ。｣
微かな声が聞こえた。
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